陸上女子マラソンで一山選手が8位入賞、17年ぶりの快挙。”世界のアスリートは暑い中でも強い。

女子マラソンをスタートする一山(中央)=7月7日午前6時3分、札幌市中央区

 東京オリンピックの陸上競技の女子マラソンが4月7日に札幌で行われ、京都のワコールの一山麻緒選手が8位に入賞しました。日本選手の入賞は2004年のアテネオリンピック以来となります。優勝はジェプチルチル(ケニア)でした。鈴木亜由子選手(日本郵政グループ)は19位、前田穂南選手(天満屋)は33位でした。

一山選手は、レース序盤から先頭集団に入り、冷静にレースを進め、30km過ぎから失速したものの、粘り強く順位をキープしました。レース後、「暑さの中でも世界の選手は強いと思いました。少しでも長く先頭集団にいたいと思っていたので、彼らについていきました。これ以上は無理だと思うほど一生懸命走ったので、今日は勝てなかったけど悔いはありません」と語った。

先頭集団と一緒にレース中盤の旧北海道庁を走る一山(7時18分、札幌発)

 

鹿児島県出水市に生まれ、3歳から水泳を習い、小学1年生で選手コースに入りました。走りでは友達に勝てず、小学5年生の時にスポーツ少年団で陸上を始め、隣町の男子チームとの駅伝で優勝して喜びました。

中学生になってからも陸上競技に力を入れていたが、思ったような結果は得られなかったという。競技を続けるかどうか悩んでいた時に、和泉中央高校女子駅伝部の監督である黒田安名さんと出会い、同校で練習することになった。

高校を卒業して2016年にワコール(本社:京都市)に入社したときの目標は、東京オリンピックのマラソン競技に出場することでした。4大会連続でオリンピックに出場した先代の福士加代子さんの足跡をたどり、京都で力をつけた。18歳で福士選手と同じトレーニングを行い、2004年の全日本実業団対抗駅伝では、新人ながら1区で区間新記録を達成した。その後も長距離レースで好記録を連発し、全国都道府県対抗女子駅伝では京都チームのアンカーとして優勝ゴールテープを切ったこともあるという。

2007年3月には東京で初マラソンに挑戦。日本人最高位の7位でゴールした。それからわずか1年後の2008年3月、名古屋で開催されたオリンピックの最終選考会で、日本歴代4位、日本一のタイムとなる2時間20分29秒で優勝し、オリンピックへの切符を手にした。

一山麻緒

一山は、鹿児島県出水市出身。出水中央高校3年生のときに全国高校総体に出場し、2016年春にワコールに入社しました。4大会連続でオリンピックに出場した福士加代子さんの背中を追いかけ、実力をつけていった。2005年には府内女子駅伝の1区で2位に入り、京都の優勝に貢献し、2008年にはアンカーとして優勝した。2008年にはアンカーとしてレースを制し、同年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは優勝して、東京オリンピック代表の最後から3番目の枠を確保した。